動画配信などを手がけるDMM.com(本社・東京都渋谷区)のゲーム部門であるDMMゲームズと、ゲームメーカーのニトロプラス(本社・東京都墨田区)がリリースした刀剣育成シミュレーションオンラインゲーム。通称「とうらぶ」。実在の名刀を擬人化したイケメンの刀剣男子たちを集めてチームを結成し、敵とバトルを繰り返しながら成長させていく。最初に選べる刀は、加州清光(かしゅうきよみつ)、歌仙兼定(かせんかねさだ)、山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)、蜂須賀虎徹(はちすかこてつ)、陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)の5種類。そのほか、レアなキャラクターとして人気の三日月宗近(みかづきむねちか)や、鯰尾藤四郎(なまずおとうしろう)、獅子王などの個性的な刀剣たちがそろっている。刀剣男子たちには、それぞれモデルとなった刀剣に関する来歴やエピソードが描かれ、同じ刀匠、同じ人物が所有するといった関係性などが設定されていることも魅力となり、人気を高めている。2015年1月14日の配信開始後、半月で登録ユーザーが50万人となり、同年6月現在100万人を突破。「刀女子」、「刀剣女子」と呼ばれる若い女性たちの人気が高く、それまでの擬人化ゲームとは異なり、ユーザーの約7割を女性が占めているという。キャラクターのモデルとなった刀剣を所蔵する美術館や博物館には問い合わせが急増し、多くの刀剣女子たちが足を運んでいる。6月22日には、同ゲームが舞台化、ミュージカル化されることが明らかになった。