音声による会話や自立歩行などの機能を備えた小型の人型ロボット。デアゴスティーニ・ジャパン(本社・東京都中央区)が2013年2月に創刊した雑誌「週刊『ロビ』」(全70号)に毎号付属するパーツを組み立てることで完成する。完成時の身長は34センチメートルで、重さは約1キログラム。デザインや設計は、ロボットクリエーターの高橋智隆が担当した。東京大学先端科学技術センター人間支援工学分野との共同開発により、会話や動きで人間とコミュニケーションできるのが大きな特徴で、200以上の言葉を理解できるという。また、2足での自立歩行が可能なうえ、ダンスや歌などのエンターテインメント機能や、テレビのリモコン操作機能も備える。高機能なロボットを手軽に組み立てることができる点や、ロボットの親しみやすいデザインなどから注目を集め、同誌の創刊号は20万部以上のヒットになった。その人気により、同誌は14年2月に第2版、15年1月に第3版の刊行を開始。同年2月には、玩具メーカーのタカラトミー(本社・東京都葛飾区)から会話機能に特化したコラボレーション製品「Robi jr.(ロビジュニア)」が発売されるなど、関連商品も多数発売されている。