統廃合の危機に瀕している伝統ある女子高、音ノ木坂学院を救うべく、生徒9人がアイドルグループ「μ’s(ミューズ)」を結成し、成長・活躍する姿を描いた青春物語。メディアミックス作品群としてアニメやゲーム、CDなど多様なジャンルで展開されている。2010年、雑誌「電撃G’s magazine」(KADOKAWA)の読者参加企画としてスタートし、13年1月に東京MXテレビなどでテレビアニメ第1シリーズ、14年4月に第2シリーズが放送された。その後、着実にファンを増やし続け、15年6月に公開された劇場版アニメ「ラブライブ! The School Idol Movie」は、公開150日で観客動員数200万人、興行収入が累計で28億円を突破する大ヒットを記録。キャラクターたちが歌う映画版挿入歌「僕たちはひとつの光/Future style」は、オリコン週間シングルランキングで初登場2位にランクインした。μ’sは物語上の架空のユニットとしてだけでなく、各キャラクターの声優陣による実在のユニットとしても活動。15年1月31~2月1日に、さいたまスーパーアリーナで開催されたライブは、チケットが争奪戦になるほどの人気となった。同年の第66回NHK紅白歌合戦にも初出場が決まったが、その後、16年3月31~4月1日の東京ドーム公演をもって、声優ユニットとしてのμ’sが解散することが発表され、ファンに衝撃を与えた。なお、「ラブライブ!」のファンを表す「ラブライバー」が、15年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にノミネートされたことも話題となった。