千葉県勝浦市のご当地グルメ。略して勝タンと呼ばれることも多い。一般的な担々麺(たんたんめん)が練りゴマを加工した芝麻醤(チーマージャン)を用いるのに対し、勝浦タンタンメンはしょうゆベースのスープにラー油を加えて辛みを強めているのが特徴。具材には、みじん切りのタマネギとひき肉が使われる。同市のラーメン店「江ざわ」が発祥とされ、港町の漁師や海女が海で冷えた体を温めるメニューとして定着した。近年では市内にある多くの飲食店が提供しており、勝浦で担々麺と言えばこちらを指すことが多いという。2011年には勝浦タンタンメンを使った町おこしを行う市民参加型の団体「熱血!!勝浦タンタンメン船団」が設立され、同年から全国のご当地グルメが集まるイベント「B-1グランプリ」に出展。15年10月に青森県十和田市で開催された第10回で1位のゴールドグランプリに輝いた。