動物やアニメキャラクターなどの形をし、話しかける、なでるなどの人間の働きかけにさまざまな反応を返したり、本物の生物のようにランダムな動きをしたりするロボット。育て方や接し方によってロボットの性格が変化する育成型ロボットなどもある。これまでにも、「アイボ」(ソニー)を始め、さまざまなタイプが発売されているが、2002年3月、産業技術総合研究所が開発したアザラシ型ロボット「パロ」が、世界で最もセラピー効果のあるロボットとしてギネスブックに認定された。また、アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターをモチーフにしたマスコットロボット「ハロ」(バンダイ)は、アニメと同じ声優の声でおしゃべりをする育成型ロボットで、ガンダムファンの男性だけでなく、女性にも受けている。このほか、血圧計や体重計で計測したデータを自動的に主治医の端末に送ってくれる在宅健康管理用のペットロボット「ホピス」(三洋電機)などもある。