「昭和30年代」が脚光を浴びている。2001年4月に横浜市のショッピングセンター「横浜ワールドポーターズ」に登場した「ハイカラ横丁」は、昭和30年代の町並みを再現した施設。骨董店やおもちゃ屋のほか、当時の茶の間なども再現され、週末には1日3000人が訪れる人気スポット。食品会社の江崎グリコも、電化製品の「三種の神器」や「鉄人28号」など、昭和30年代を彷彿とさせるおまけを付けて人気を呼んだ。さらに、昭和30~40年代の歌謡曲をカバーしたCDも大ヒット。活気と夢があった古き良き時代への郷愁が、多くの人の心を引きつけているらしい。