世界を人口100人の村にたとえ、人口問題、貧困、戦争、人種問題など、世界中で起こっているさまざまな問題をより身近に考えさせるストーリー。2001年暮れのアフガン情勢で国際問題に関心が高まる中、12月にマガジンハウスから発売され(池田香代子・再話、C.ダグラス・ラミス対訳)、02年9月時点で120万部のベストセラーとなった。この話のもとになったのは、アメリカの女性ジャーナリスト、ドネラ・メドウスが1990年に書いた新聞コラム。これがEメールで世界中に広がり、最終的に翻訳家である池田のもとにも送られ、書籍としてまとめられた。