1960~80年代の名曲がテレビのCM音楽に採用されるなど、次々とカバーソングとしてよみがえり、当時を知る世代には懐かしく、若い世代には新鮮と受け取られている。火付け役となったのは、2001年の5月に発売された井上陽水のアルバム「UNITED COVER」。また、ウルフルズ、Re:Japanが往年の坂本九のヒット曲「明日があるさ」をカバーして大ヒットを記録した。02年には、島谷ひとみがヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」をカバーしてヒットしたほか、PUFFY、中森明菜、椎名林檎、福山雅治らが相次ぎカバーアルバムを発表した。4月には「カヴァーしようよ」(テレビ東京系)という歌番組も始まるなど、カバーソング人気はテレビにも広がっている。