建築(bau)、生命(bio)、学問(logos)の合成語で、「建築生物学」と訳される。人や環境に優しい建築物・住環境をつくろうとする考え方で、ヨーロッパのドイツ語圏で発達した。建材を吟味したり、自然の恵みを取り入れた構造を導入することで、住宅に使われている新建材が原因と考えられるシックハウス症候群(化学物質過敏症の一種)や、エアコンによる乾燥が原因と考えられるドライアイなどの疾患が減少すると注目されている。日本では、一部の建築家が注文住宅に取り入れていたが、最近はマンションやリフォームにもバウビオロギーに基づいた住宅づくりが広まっている。