2002年8月上旬、東京都と神奈川県の県境を流れる多摩川に姿を現したアゴヒゲアザラシの愛称。夏休み中だったこともあり、東京都大田区の丸子橋付近の河川敷には、その姿を一目見ようと、連日、数百人の見物人が集まった。その後、台風13号の影響からか姿を見せなくなったが、同月25日に神奈川県の鶴見川で、「タマちゃん」と同一と見られるアザラシが確認された。その後、9月には横浜市の帷子川(かたびらがわ)に姿を現すなど、お茶の間の話題をさらい続けた。もともと北極圏などの冷たい海で暮らす動物であり、河川の水質や食料の問題もあって保護の是非が議論されている。