新興企業向けの株式市場である東証マザーズに上場する全銘柄を対象として算出される時価総額加重平均型の指数を対象とした先物取引。2016年7月19日、従来の金融商品から派生した新たな金融商品であるデリバティブを手がける大阪取引所に上場された。国内の新興市場のみを対象とする初の上場先物商品となる。最低取引単位は、東証マザーズ指数を1000倍した金額。株式投資のように、実際の売買代金を支払うのではなく、証拠金と呼ばれる担保を差し入れる取引であり、証拠金の数倍から十数倍の取引ができる。そのため、比較的少額の資金で始めることができる。また、取引時間は日中の午前8時45分~午後3時15分に加え、午後4時30分~翌朝5時30分のナイトセッションがあり、仕事などで日中に取引ができない人でも取引が可能。なお、東証マザーズ指数は、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に比べて値動きが大きく、新興企業向け市場の特性から市場変更を行う銘柄も少なくないので、こうした特性を理解したうえで取引を行う必要がある。