大学などを卒業後、一度就職した企業を数年以内に離職した求職者のこと。厳密な定義はないが、一般に卒業後3年以内に離職した25歳程度までの人材を指すことが多い。就業経験のない人を含む場合もある。就職、転職市場においては、就業経験がない新卒と、前職での経験を生かすことができる中途採用者の中間に位置付けられる。社会人としての基礎的なマナーなどは一定程度身につけていること、年齢が若く社会人経験が浅いため新しい企業風土になじみやすいこと、給与が比較的安くても済むことなどが採用する企業にとってのメリットとされる。厚生労働省によると、2012年3月の大学新卒者で就職後3年以内に離職した人は就職者の32.3%に上る。こうした層に目を向けるのは従来、中小企業が多かったが、新卒よりも短期間で戦力になる労働力として、大手企業でも採用に力を入れる例が増えつつある。