毎年、スペインのバルセロナで開催される、世界最大級の携帯電話関連の見本市。ヨーロッパのデジタル携帯電話システムである「GSM」の普及を目指す国際業界団体、「GSMアソシエーション(GSMA)」が主催。2009年ごろから規模が拡大し、12年は1500社、13年には1700社の企業が出展している。14年は2月24日から27日の会期で開催され、前年同様1700社が出展。ウェアラブル端末のほか、防水機能や画面上で物の触感を再現できるタブレットなどに関心が集まった。スマートフォンでは、盗聴防止機能を重視した端末や、高精細の「4K」動画が撮影できる端末など、独自性を競う製品が登場。一方、新興国向けの端末では、フィンランドのノキアが29ユーロ(約4000円)、モジラ財団が自社のFirefox OS(ファイアーフォックスOS )を搭載した25ドル(約2500円)のスマートフォンを発表し、価格競争の激化が注目された。