15歳以上の農家世帯員のうち、過去1年間に農業のみに従事した者および農業と他の産業の両方に従事したが、農業の従事日数のほうが多い者を指す。農林水産省が2016年6月28日に公表した「平成28年農業構造動態調査」によれば、同年2月1日時点のわが国の農業就業人口は、前年比マイナス8.3%の192万2200人と、初めて200万人を割り込むまで減少したことが明らかになった。65~69歳は、団塊の世代の定年退職による就農が増えたと見られ、前年比6.2%増の36万8300人となったが、その他の世代は軒並み減少。特に高齢者の離農が加速しており、70~74歳は同12.5%減の28万700人、75歳以上は同8.8%減の60万4800人となった。また、若者の就農も伸び悩んでおり、29歳以下の農業就農人口は同24.3%減の4万8200人、30~34歳は同8.2%減の3万1200人、35~39歳は同11.5%減の3万8300人という結果だった。