日本図書普及(本社・東京都新宿区)が2016年6月1日に加盟書店で発行を開始した図書カード。同社が1990年から発行していた磁気式に代わる新しいカードとなる。従来の図書カードでは、残額は磁気でカード自体に記録され、利用者はカードに開けられたパンチ穴を残額の目安としていた。それに対し新型のカードでは、裏面に印刷されたQRコードを専用端末で読み取り、データセンターのサーバーで残額を管理する方式。利用者はカード裏面のID番号とPIN番号を専用サイトで入力すると、スマートフォンなどから残額、利用した書店名、使用金額などを確認できる。発行開始時点での券種は「ピーターラビット」(500円、1000円、3000円、5000円)、「東山魁夷」(1000円、3000円、5000円、1万円)、「富士山」(1000円、2000円)の3シリーズ計10種類。旧カードは無期限だったが、新カードの有効期限は10年に設定されている。