陸上、海上、航空の3自衛隊とも、トップの幕僚長以下、将から2士まで16階級に分かれる。この内、3自衛隊の共通呼称で上級位の順に、将、将補の将官、1佐~3佐の佐官、1尉~3尉の尉官の8階級を幹部自衛官といい、部隊を指揮する立場にある。尉官のすぐ下位には、幹部を補佐する准尉がある。さらに准尉の下には、曹長と1曹~3曹の曹、士長と1士、2士からなる士がある。曹は小部隊のリーダーや専門分野の技術に精通した技能を有する者であるとともに、士を指導し、幹部を補佐する基幹要員とされている。陸海空それぞれの自衛隊での呼称では、将は陸将、海将、空将、1佐は1等陸佐、1等海佐、1等空佐、1尉は1等陸尉、1等海尉、1等空尉、准尉は准陸尉、准海尉、准空尉、曹長は陸曹長、海曹長、空曹長、1曹は1等陸曹、1等海曹、1等空曹、士長は陸士長、海士長、空士長、1士は1等陸士、1等海士、1等空士などと呼ばれる。階級に応じて、桜の花を模した桜星や横線の数で階級を表した階級章を制服につけるよう定められている。