他国機の領空侵犯の警戒監視、管制の任務を担う航空自衛隊総隊の直轄部隊。高性能なレーダーを備えたE-767早期警戒管制機や、円盤状の回転式アンテナを備え、「空飛ぶレーダーサイト」とも呼ばれている早期警戒機E-2Cを運用している。1986年に三沢基地(青森県)に発足。99年に部隊は、E-2Cを運用する飛行警戒監視隊(三沢基地)、E-767を運用する飛行警戒管制隊(浜松基地)に改編された。近年、中国の戦闘機などによる尖閣諸島など南西諸島への領空侵犯が多発。これを受けて、2014年4月20日、部隊の改編が行われ、三沢基地に飛行警戒監視群と第601飛行隊が置かれ、那覇基地に第603飛行隊が新設され、E-2Cが4機配備された。また、浜松基地の飛行警戒管制隊は第602飛行隊に改称された。