インターネットのデータ転送で用いられる通信手順のHTTPで、ブラウザーなどからの要求に対してウェブサーバーが応答するときに送られる3桁の数字。サーバーが要求(リクエスト)された処理を試みた結果が示される。コードは100番台から500番台まで設定されており、先頭の数字によって大きく5種類に分類される。先頭の数字が「1」は要求の受信とその処理の継続、「2」は要求の処理に成功、「3」は要求を完了させるには追加の処理が必要、「4」は要求に誤りがある、「5」はサーバー側で処理に失敗、を意味する。ユーザーが目にすることが多いコードとしては、要求されたページなどが見つからないことを示す「404 Not Found」、要求の処理が時間切れになったことを示す「408 Request Timeout」、サーバーの内部エラーが起きたことを示す「500 Internal Server Error」などがある。これらのコードはインターネット技術の標準化を策定する団体「Internet Engineering Task Force(IETF)」が定め、「Internet Engineering Steering Group」(IESG)が承認し、文書で公表している。2015年12月、政府の検閲などの理由によって閲覧できないことを示す新たなコード「451」がIESGによって承認された。