日本の領海の範囲を決める基点となる島。2014年8月1日、政府の総合海洋政策本部は、「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」に基づき、名称のなかった158の離島に命名し、地図および海図に名称を記載することを決定。同本部のホームページで名称を公表した。離島が日本に帰属することを内外に明確に示し、領海や海洋資源の保全を強化する狙いがある。対象となったのは22都道府県の離島で、原則として地元住民の通称を正式名称として採用。複数の名称が併用されていた75の島の名称も統一された。中国が領有権を主張する尖閣諸島では、南小島周辺の2島が「南東小島」「南西小島」、久場島周辺の3島が「東小島」「南東小島」「西北西小島」と命名された。