民主党と維新の党が合流して結成された政党。2015年8月31日、民主党の岡田克也代表と維新の党の松野頼久代表が会談し、野党再編を視野に入れた協議機関の設置で合意。11月には民主党の細野豪志政調会長、前原誠司元外務大臣、維新の党の江田憲司前代表が両党の解党、合流で一致。岡田代表に解党を申し入れたが、同代表は否定的な考えを示し、15年内の統一会派結成に取り組む意向を示した。同年12月18日、両党が衆議院において統一会派「民主・維新・無所属クラブ」を結成。その後、協議を重ね、16年2月26日に新党を結成することで正式合意した。党名は、民主党が提案していた「立憲民主党」と維新の党が提案していた「民進党」の両案に関して3月12~13日に両党がそれぞれ世論調査を実施。いずれも「民進党」の支持率が上回ったため、同月14日の新党協議会で「民進党」とすることに合意した。同月27日、結党大会を開催。「自由」「共生」「未来への責任」を結党の理念とし、立憲主義や格差是正を掲げて、政権交代を目指すとの目標を示した。結党に参加したのは、民主党130人、維新の党21人のほか、改革結集の会の衆議院議員4人、無所属の参議院議員1人の計156人。維新の党の参議院議員のうち、比例代表選出の5人は国会法の規定で新党に参加できず、民進党の会派である「民進党・新緑風会」に所属する。執行部は、代表が岡田衆議院議員、幹事長が枝野幸男衆議院議員(元民主党)、政調会長が山尾志桜里衆議院議員(元民主党)、国会対策委員長が安住淳衆議院議員(元民主党)、代表代行が江田衆議院議員、長妻昭衆議院議員(元民主党)、蓮舫参議院議員(元民主党)。