アメリカ軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古(同県名護市)移設に反対する運動の活動資金を募るために設立された基金。同県の経済関係者や県議会議員らが中心となり、2015年4月9日に設立を発表。同年5月13日に設立総会が開かれた。基金では、県内外から寄付を募り、日米のメディアへの意見広告掲載や、移設計画に反対する団体への支援などに充てるとしている。基金の共同代表を務めるのは、同県でスーパーマーケットなどを展開する金秀グループの呉屋守将会長や宮城篤実前嘉手納町長、映画監督の宮崎駿、ジャーナリストの鳥越俊太郎、元外交官で作家の佐藤優、俳優の故菅原文太の妻、菅原文子ら9人。同年5月27日時点で約2億9500万円の寄付を集めており、16年3月末までに3億5000万円を目指すとしている。