イギリス連邦の1国、南太平洋ソロモン諸島に所属する島。南北1キロ未満のサンゴ礁の島で、海抜は2メートルに満たない。チョイスル州の州都が置かれ、約1000人が居住している。地球温暖化による海水面上昇のため水没する恐れが出てきたことから、オーストラリア政府の支援を受けた地元当局が専門家チームを発足。海水面上昇による洪水や津波への対策を検討していた。その結果、2014年8月19日、住民のすべてを段階的に対岸のチョイスル島に移住させることが決まった。地球温暖化で水没の危機にある島国はほかにもあるが、このような措置が取られたのは太平洋では初めてとみられる。