国際民間航空の安全と秩序ある発展を促進するために設立された、国連の経済社会理事会に属する国連専門機関の一つ。国際航空運送の原則を定めた国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づき、1947年に設立された。本部はカナダのモントリオール。航空保安施設や空港施設、航空規則、税関出入国手続き、航空従事者の免許など国際航空運送業務についての国際標準、勧告、ガイドラインの作成、採択を行っているほか、ハイジャック防止のための条約の作成、採択などを行っている。また、国際航空分野での環境保護対策も推進。加盟国数は2013年末時点で191カ国、日本は1953年に加盟した。最高意思決定機関である総会を3年に1回開催。執行機関である理事会は、総会で選出された36カ国によって構成される。日本は、56年以来連続して理事国に選出されている。