2014年3月24日、オランダのハーグで開かれた先進7カ国(G7)の緊急首脳会議が採択した、ロシアによるウクライナ南部クリミア自治共和国併合への非難、不承認を表明した宣言。宣言では、ロシアへの編入を決定したクリミアの住民投票をウクライナ憲法に違反しているとし、ロシアの行動がウクライナの主権と領土の一体性を侵害しており、クリミア併合は国際法違反にあたるとして非難。ロシア、ウクライナ両政府間で平和的に解決するための討議を促した上で、ロシアが方針転換しない限り、ロシアのG8参加を停止することなどが盛り込まれた。また、同年6月に同国のソチで開かれるG8サミットのボイコット、ロシアに対する制裁措置の強化などを示唆。その一方で、財政難にあるウクライナへの追加支援も表明している。