風力発電などの再生可能エネルギー(自然エネルギー)を事業に利用している企業、団体や製品に対する国際的な認証機関。事務局本部はベルギー。再生可能エネルギーの普及を促進し、気候変動問題の解決に貢献することを目的として、2011年10月に世界自然保護基金(WWF)や国連グローバル・コンパクト(UNGC)、デンマークの風力発電機メーカーのヴェスタスなどが共同で設立した。企業がWindMadeの認証を取得するためには、自家発電、外部からの調達、同団体が認める再生可能電力証書の購入のいずれかの方法によって、使用電力に占める風力発電の割合を25%以上にすることが必要。認証を受けると、再生可能エネルギーを積極的に利用していることを示す認証ラベルを、資料や広告に使用することができるようになる。消費者にとっても、このラベルはそうした企業を選択する際の目安になる。13年6月には、電力会社などが出資する日本自然エネルギー株式会社のグリーン電力証書制度を利用して、操業に要する消費電力をすべて風力発電でまかなっている池内タオル(本社・愛媛県今治市)がWindMade認証を取得。同月時点で、世界で計31社・団体が認証されているが、日本企業・団体としては初めての認証取得である。