電気、ガス、水道などのライフラインが停止する大規模災害などの緊急時に備えて、家庭に備蓄しておく食料品などを示したガイド(http://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/anpo/pdf/140205-02.pdf)。2014年2月5日に、東日本大震災や新型インフルエンザ流行の経験を踏まえて、農林水産省が策定した。東日本大震災ではに、食料の調達震災発生後3日間、水道の復旧に10日以上を要した。また、新型インフルエンザ発生時には感染防止拡大を防ぐため、不要不急の外出を控えることが重要だった。こうしたことから、非常時に備え、最低でも3日、出来れば1週間分の食料品や水の備蓄が望ましいとしている。最低限、備えておくものとして、(1)1人当たり1日1リットルの飲料水、(2)エネルギー及び炭水化物を確保するためのコメ。コメは備蓄の柱となり、2キログラムあれば、約27食分になる、(3)たんぱく質を確保するための缶詰、(4)カセットコンロとボンベがあげられている。また、普段使いの食料品の買い置きも有効な備蓄方法の一つとし、コメなどの保存性のよい食料品を少し多めに買い置きし、賞味期限を考慮しながら、消費分を買い足しておくことも呼びかけている。このほか、備蓄食料品リスト、1週間分の献立例、備蓄食料品を使った簡単レシピ、鍋やポリ袋を使った非常時のコメの炊き方などが掲載されている。