アルバイト先の労働問題解決を目的として高校生だけでつくられた労働組合。非正規労働者など働き方や職種を問わず個人で加入できる若者のための労働組合、首都圏青年ユニオン(東京都豊島区)の協力を得て、東京都や千葉県でアルバイト労働をする高校生5人によって、2015年8月27日に結成された。学生のアルバイトをめぐっては、学業との両立が難しいほどの長時間労働や過酷なノルマを強いたり、賃金の不払いなどを起こしたりする、いわゆるブラックバイトの存在が問題視されている。アルバイト先での労働トラブルについて、高校生ユニオンは青年ユニオンの支援を受け、労働相談や団体交渉、街頭での宣伝活動などを行うとしている。加入資格は首都圏在住の高校生で、組合費は月額500円。また、首都圏青年ユニオンの協力を得て、13年9月6日には、大学生や大学院生を中心に首都圏学生ユニオンも結成されている。