外国で受信されることを目的とした放送。海外放送とも呼ばれる。日本では、1935年に日本放送協会(NHK)が日本語と英語でアメリカ西部とハワイに向けて短波放送を開始したのが始まり。敗戦により45年に中断したが、52年から再開。96年にテレビ・ラジオの海外向け放送の総称を「NHKワールド」とした。2008年からテレビ国際放送を行う子会社、日本国際放送(JIB)を設立し、海外の受信環境の整備、強化を図っている。NHKワールドには、日本語、英語をはじめ、アラビア語、インドネシア語、フランス語など18カ国語で配信しているラジオ国際放送「NHKワールド ラジオ日本」、英語でニュース・情報番組をテレビ放送する「NHKワールドTV」、日本語でNHKのテレビ番組を配信する「NHKワールド プレミアム」がある。また、「NHKワールドTV」はインターネット配信も行っている。