2000年に成立した、ストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)の一部を改正した法律。13年6月26日に成立し、一部を除いて同年10月から施行される。同法成立後、初めての改正で、従来、待ち伏せや連続した電話、ファクスなどとされてきたつきまとい行為に、執拗なメールを追加。また、被害者の居住地だけではなく、加害者の居住地やストーカー行為が発生した場所を管轄する警察や公安委員会からも、加害者に対する警告や禁止命令を出すことが可能になる。警察などが加害者に警告、命令をした場合は被害者に知らせて、警告しなかった場合にはその理由を書面で通知することも義務付けられた。12年11月に神奈川県逗子市で起こったストーカー殺人事件で、事件前に加害者から被害者に対して大量のメールが送信されていたにもかかわらず立件されなかったことへの批判などを受けた変更であり、配偶者などへの暴力を規制するDV防止法と同時に改正された。