少雨などによって河川や貯水施設の水量が減少したときに行われる渇水調整の方法。取水制限は、河川や湖沼の水が減り過ぎないように、そこからの取水量を河川管理者が制限する。一方の給水制限は、ダムなどから各家庭や事業所に送られる水の量に対する制限で、水道水を給水する圧力を下げて出る量を少なくする減圧給水と、給水する時間に制限を設ける時間給水の二つの方法がある。取水制限、給水制限の実施期間には、通常の取水量、給水量に一定の割合で制限をかけ、「○○川で○○%の取水制限を実施」などと発表される。取水制限が実施されていても、他の水源が確保できている場合などは、各家庭への給水量に影響はないが、渇水の状況が長引くと給水制限も同時に行われることになる。