スカウト運動を推進する国際的組織、世界スカウト機構(事務局・マレーシア)が、4年に1度主催するボーイスカウトの国際キャンプ大会。スカウト運動は、青少年の心身鍛錬や社会性の涵養を目的として、1907年にイギリスの退役軍人ベーデンパウエルが始めた運動。その後、世界各地に広がり、20年にイギリスのロンドンで第1回世界スカウトジャンボリーが開催された。大会期間中は、各国から集まった少年少女がともにキャンプ生活を送り、野外活動やイベントなどを通して国際交流を図る。スカウト運動のイベントとしては世界最大の規模。日本では、71年に静岡県富士宮市の朝霧高原が国内初の開催地となった(第13回大会)。2015年7月28日から8月8日には、山口市の阿知須(あじす)・きらら浜をメーン会場として、国内で44年ぶり2回目となる第23回大会が開催され、150を超える国と地域から、14~17歳のスカウトを中心に約3万3000人が参加した。