アメリカの製薬会社ギリアド・サイエンシズ(日本法人本社・東京都千代田区)が開発したC型肝炎治療薬。C型肝炎ウイルス(HCV)の増殖を阻害するソホスブビル(商品名ソバルディ)とレジパスビルの2種類を組み合わせた薬剤で、一般名は「レジパスビル・ソホスブビル配合剤」。日本人のC型肝炎患者の約7割を占める「1型」と呼ばれる遺伝子型の肝炎に高い効果を発揮し、臨床試験では患者157人全員でウイルスの排除を確認できたという。使用時は1日1錠の経口投与を12週間続ける。2015年7月に厚生労働省の製造販売承認を取得し、同年8月31日から公的医療保険の適用対象となった。従来の主流で、重い副作用が伴うおそれがあるインターフェロンに代わる薬剤として期待されている。