利用者にパソコンの画面を4回クリックさせ、現金をだまし取る詐欺。ウェブサイト上のボタンや、電子メールに記載されたURLを1回クリックさせるワンクリック詐欺(ワンクリ詐欺)が巧妙化したもので、アダルトサイトや出会い系サイトなどに誘導された利用者が、年齢認証や利用規約の同意、動画の再生、ダウンロードなどで計4回クリックすると、会員登録完了の画面が現れて利用料が請求される。利用者のパソコンをコンピューターウイルスに感染させて、料金請求画面を表示させ続ける場合もある。確認画面を何度も表示し、繰り返しクリックさせることで、利用者の警戒心を解いたり、いずれかの時点で同意したと錯覚させたりするのがねらいといわれ、近年ではクリック詐欺の多くが複数回の操作を要求する形態になっている。2011年11月に、こうした手口を用いた詐欺事件の容疑者が千葉県警察に逮捕され、その報道でこの言葉が知られるようになった。