2014年5月7日、小泉純一郎、細川護熙(もりひろ)両元首相が中心となって設立した、脱原発と自然エネルギー導入を目指す一般社団法人。活動時には、「原発ゼロ・自然エネルギー推進会議」という呼称を使用することもある。細川は同年2月に脱原発を訴えて東京都知事選挙に立候補し、小泉は支援者となった。選挙には落選したが、両氏は政治とは距離を置いた市民運動として、幅広く脱原発の勢力を結集するため、この団体を設立した。発起人は小泉、細川のほか、小説家の赤川次郎、画家の安野光雅、哲学者の梅原猛、精神科医の香山リカ、音楽家の小林武史、福島県南相馬市長の桜井勝延、俳優の菅原文太、小説家の瀬戸内寂聴、日本文学者のドナルド・キーン、音楽評論家の湯川れい子の各氏。代表理事には細川が就任。地方の自然エネルギー事業のサポートやネットワークづくりなどの支援、11年に起こった東日本大震災以降、停止している原発の再稼働や途上国への原発輸出に反対する活動を展開したいとしている。