主に携帯電話やスマートフォンなどの契約時に、販売店が通常の契約と抱き合わせるように有料のオプションサービスなどの契約を勧める販売手法。購入者の同意を得た証拠として、契約書類のチェック欄に「レ」形のマークを記入することからこう呼ばれる。レ点商法、レ点販売とも。端末代金の割引やキャッシュバックの条件として、半ば強制的にオプションまで契約させるケースもある。販売店や代理店がこうした手法で強引に勧めるのは、オプションの契約数なども通信事業者からの評価を左右するため。多くの場合、オプションには一定の無料期間が設定されており、「不要なら期間内に解約すればよい」などと勧誘する。しかし、契約条件や解約の方法などの説明が不十分だったり、解約の手順をわかりにくくしていたりしているケースがあり、解約しないまま料金だけを支払い続ける消費者も少なくない。悪質な勧誘手法であるとして苦情が増加し、2014年12月には、総務省の研究会が公表した報告書に、この手法を問題視する意見が掲載された。