アカマンボウ目フリソデウオ科サケガシラ属の深海魚。学名はTrachipterus ishikawae。漢字では、「鮭頭」、「裂頭」と書く。体長2.5メートル、最大幅30センチに達する大型魚。体は細長く、銀白色で、赤い大きな目と透明の背びれが特徴。口を伸ばすことができる。タチウオのように縦になって泳ぐ。オキアミやエビなどを餌とする肉食性といわれているが、くわしい生態はよくわかっていない。一般的に食用にはしない。北海道太平洋岸から高知県沖、日本海、沖縄沖などの外洋域、水深100~500メートルに生息するが、まれに沿岸に漂着することがある。2014年2月17日から20日にかけて、山口県萩市で、海岸に漂着したり、沖合の定置網にかかるなど、4日間で計9匹が捕獲され、話題になった。