秋冬の屋外の湿度と紫外線の状況から、肌のシミが悪化するリスクを示した指数。大手化粧品会社の資生堂(本社・東京都中央区)が発表した「肌の乾燥がシミ悪化の一因となっていた」という知見をもとに、日本気象協会とともに開発したもので、2016年9月15日から同協会の天気予報専門サイト「tenki.jp」で公開されている。資生堂によれば、秋冬は肌が乾燥しやすく、そのためにシミ悪化因子が増殖して、シミの原因となるメラニンの生成が促されるという。秋冬になると、春夏に行っていた美白ケアをやめる人も多く、肌内部のメラニン環境が美白ケアを行う前の状態に戻ってしまう。同社では、この状態を「シミ・リバウンド」と定義し、それを指数として算出した。同指数は、シミ・リバウンドの危険性が低いリスク1からシミ・リバウンドの危険性が高いリスク5までの5段階で表されており、リンクする資生堂のサイト「秋冬美白応援団」でリスクレベルごとのおすすめスキンケアも紹介されている。サイトでは、全国142地点の指数を1日5回更新して掲載。掲載期間は17年3月31日まで。