アカマンボウ目リュウグウノツカイ科の深海魚。学名は、Regalecus glesne。体長は5メートル前後が多いが、10メートルに達するものもある。体はタチウオのように細長く、うろこがなく、銀白色。頭部から尾にかけて赤い背びれがあり、特に頭部の背びれは長くのびて、とさか状になる。神秘的な姿が竜宮城からの使者にたとえられ、こう呼ばれるようになった。日本周辺の海や北太平洋、インド洋の200メートル以上の深海に生息する。オキアミなどの小型の甲殻類を餌にしているといわれるが、行動や繁殖など、詳しい生態については分かっていない。2014年3月7日に山口県長門市の白潟海岸に打ち上げられていたのをはじめ、同月17日、19日と相次いで福岡県北九州市の海岸にも漂着し、話題となった。