2000年7月8日に、地球衝突の恐れがある天体の発見や観測を行う日本のNPO法人日本スペースガード協会(東京都)の研究者らが、岡山県の天文台「美星スペースガードセンター」で発見した小惑星。火星と木星の間にあり、直径は推定約3キロ。太陽の周りを3年8カ月かけて1周している。同協会の理事である九州大学大学院(福岡市)の山岡均助教らが小惑星の名前を考えていた際、福岡にゆかりのあるプロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長の名前が浮かび、15年7月に王会長から承諾を得て、同年9月、国際天文学連合(IAU)の小惑星センターに命名を申請。同協会が発見した複数の小惑星の中から、王会長の現役時代の背番号「1」とホークス監督時代の「89」が含まれていることを考慮し、00年7月に発見した小惑星番号「61189」の小惑星を選んだ。16年2月26日、IAUが「Ohsadaharu」と命名することを正式に発表した。