水を注ぐことで発電する非常用マグネシウム空気電池。古河電池(本社・神奈川県横浜市)と凸版印刷(本社・東京都千代田区)が共同開発し、2014年8月29日に発表した。マグネシウムと空気の反応により発電する使い捨てタイプの電池で、水や海水を入れることで最大5日間の発電が可能。USBタイプの出力端子を2口備え、スマートフォンの場合は最大で30回充電できるという。また、同種の電池としては世界で初めて、電解液の漏れにくい紙製容器を使用しているため、軽量かつ長期保存が可能で、使用後の廃棄が容易なのも特徴。災害時に避難所などで携帯機器への電力供給に利用することが想定されており、14年12月から主に地方自治体向けに販売を開始する。