2016年2月23日に、アメリカのグーグル傘下のロボットベンチャー企業、ボストンダイナミクス社が公開した、二足歩行人型ロボットの最新バージョン。身長約175.3センチ、重量は約81.6キログラム。従来のバージョンは外部動力源と接続する必要があったが、新バージョンはバッテリーを内蔵しており、油圧駆動で動く。LIDAR(ライダー)というレーザーレーダーと、ステレオセンサーが頭部に取り付けられており、周囲の障害物を避け、かつ地形を予測しながらの歩行が可能。また、手足には多数のセンサーが装着されていて、体重移動を計測して雪道などでも転倒しないように歩くことができる。人間に倒されても自力で起き上がることができ、作業を妨げられても継続できるなど、災害現場などでも十分に実用可能な水準に達している。