アメリカのアップル社が発売する腕時計型のウエアラブル端末(スマートウォッチ)。2014年9月に同社の新製品として公表され、アメリカ、日本など九つの国と地域で15年4月10日から予約を受け付け、同月24日に発売することが同年3月に発表された。操作は指先でのタッチだけでなく、デジタルクラウンという竜頭型のボタンを回して拡大、縮小、スクロールすることができる。Wi-Fi通信やBluetooth通信でiPhoneと連携して使うことを前提に製造されており、時計としての機能に加え、通話やメールの送受信ができるほか、音声認識機能による文字入力、内蔵センサーによる心拍数や運動量の測定なども可能。内蔵アプリケーションも豊富に搭載されており、iPhoneを家に置いたまま出かけても音楽が楽しめ、iPhoneに付いているiSightカメラのファインダーとしても利用できる。また、時計をかざすだけで決済ができるアップルペイ機能が搭載されているが、15年3月現在、日本ではシステムが導入されていない。電池の持ち時間は最大18時間。ケースの材質が異なる標準、スポーツ、エディションの3モデルがあり、サイズは38ミリと42ミリの2タイプ。ケースのカラーとバンドの組み合わせによる、豊富なバリエーションを揃えている。日本での販売価格は、最も安いスポーツモデルが4万2800円(税別)から、標準モデルが6万6800円(税別)から、エディションモデルが128万円(税別)から。