テレビ放送とインターネットを連携させて、テレビ画面に多彩な情報を表示するサービス。NHK放送技術研究所を中心に技術開発が進められ、2013年3月には標準仕様として一般公開された。放送波に乗せた制御信号に基づき、受信したテレビがインターネット経由でコンテンツを取得して最新情報などを表示する仕組みで、利用にはインターネット接続に対応したテレビが必要。放送波の電波帯域の一部を使用して情報を送る従来のデータ放送と比べて、大量のデータを提供できるうえ、最新のネット言語であるHTML5[html5/エイチティーエムエルファイブ]を使用することにより、高画質な表示や動画の再生も可能になる。13年9月には、NHK総合で限定的ながらサービスが開始され、「ホーム画面」と呼ばれるメニューを中心に、最新ニュースや気象情報、為替情報などの表示が可能になった。同年秋以降には、番組内容と連動したコンテンツの提供や、タブレット端末などと連携したサービスも展開する予定。将来的には、スポーツ中継で選手データを随時表示したり、クイズ番組にタブレット端末から参加したりすることも可能になるという。