ツルボラン科ハオルシア属の多肉植物。原産地は南アフリカ。色合いや形、模様が多様な葉が特徴で、葉が硬い「硬葉系」と、葉が軟らかく葉先に透明な窓を持つ種類を含む「軟葉系」がある。硬葉系にはハオルシア・ミニマ、ハオルシア・レインワーディ、ハオルシア・ニグラ、軟葉系にはハオルシア・オブツーサ、ハオルシア・レツーサなどの種類がある。開花期は種類により異なり、2~6月。高さは2~20センチメートルで、花色は白、ピンク。初心者でも育てやすいことから、植物愛好家の間で人気が高い。近年、日本でも美しい個体を作るための交配が行われており、万象(Haworthia Maughanii)、玉扇(Haworthia Truncata)など、世界的に人気が高い品種が生まれている。品質がよい日本産のものは中国の富裕層の間で人気が高く、オークションでは数十万~数百万円で取り引きされるものもある。そのため、転売目的、あるいは商品価値が高いハオルシアを産む親株狙いの盗難事件が多発。2016年4月28日には、岡山県津山市で約500株が盗まれる事件が発生した。