アメリカのアップルが2016年9月に販売を開始した2種類のスマートフォン。07年に発売された初代iPhoneから数えて10世代目にあたる。サイズは9世代目の2機種(iPhone 6s、iPhone 6s Plus)と同じで、iPhone 7はディスプレー4.7インチ、iPhone 7 Plusは同5.5インチ。前機種までと大きく変わった点はホームボタンで、従来の押し込む構造からタッチ式となり、耐久性を高め、反応よく圧力を感知するように設計されている。さらに、ヘッドホン端子が廃止され、端子があった箇所はスピーカーになった。また、iPhoneシリーズとして初めて、水や飛沫、ほこりを防ぐ耐水性能を搭載。カメラ機能や通信速度も進化した。また、決済サービスの「Apple Pay(アップルペイ)」を日本でも導入。加えて、日本向けの機体は、これまでのシリーズでは非対応だった電子マネーの日本規格「FeliCa」に対応しており、16年10月頃からJR東日本のICカード「Suica」などの利用が可能になる予定。容量は32ギガバイト、128ギガバイト、256ギガバイトの3種類。日本では、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの携帯電話会社3社、アップルストアで販売されている。