日本国内で記録された最も高い気温。これまでの記録は、2007年8月16日に埼玉県熊谷(くまがや)市と岐阜県多治見(たじみ)市で観測された40.9度だったが、13年8月12日に高知県四万十市の江川崎で41.0度を観測し、6年ぶりに記録が更新された。四万十市では、同月10日から4日連続で40度以上となった。同月12日は、奈良県十津川村や長野県飯田市などでも観測史上最高気温を更新。全国927の観測点のうち235地点で35度を超える猛暑日となり、30度以上の真夏日となった地点は700を超えた。前日の11日には、東京都心の最低気温が30.4度と1875年の観測開始以来最も高く、国内でも1990年に新潟県糸魚川(いといがわ)市で観測された30.8度に次ぐ史上2番目に高い最低気温となった。気象庁によると、記録的な猛暑となったのは日本付近の太平洋高気圧の上層にチベット高気圧が覆いかぶさるように張り出したのが原因であるという。