大阪府の吹田市、茨木市、高槻市、豊中市をホームタウンとするプロサッカークラブ。クラブ名の「Gamba(ガンバ)」はイタリア語で「脚」を意味し、日本語の「頑張る」にも通じるとして名づけられた。チームカラーは青と黒で、ホームスタジアムは万博記念競技場(吹田市)。1980年に創部された松下電器産業サッカー部を前身として、91年にJリーグに加盟。翌年、クラブ名をパナソニックガンバ大阪に改める。93年に10チームで開幕したJリーグに初年度から参加。96年、クラブ名をガンバ大阪に改称する。90年代は下位に低迷することが多かったが、前柏レイソル監督の西野朗が新監督に就任した2002年には、J1リーグ戦で第1ステージ4位、第2ステージ2位と躍進。以後、同監督のもと、遠藤保仁らを中心とした攻撃的なスタイルのチーム作りを進め、05年にJ1リーグで初優勝を達成する。07年にナビスコカップ優勝、08年に天皇杯優勝。また、同年にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制し、クラブワールドカップ(CWC)でも3位に入った。その後もJリーグ屈指の強豪として上位の成績を収め続けていたが、12年には監督人事の迷走などによりJ1リーグ17位でシーズンを終えJ2に降格した。しかし、長谷川健太監督のもと、13年のJ2で優勝して1シーズンでJ1復帰を果たすと、翌14年には若手のエースFW宇佐美貴史らの活躍もあり、昇格1年目で2度目のJ1優勝を達成。同年のナビスコカップ、天皇杯も獲得し、2000年の鹿島アントラーズ以来2チーム目となる3冠を成し遂げた。