高飛び込みの一種で、崖や城壁に設けられた飛び込み台から海や湖に飛び込むスポーツ。クリフジャンプとも呼ばれる。ハワイで発祥した世界最古のエクストリームスポーツと言われている。2015年8月には、ブラジル出身のクリフダイバーであるラザロ・シャラーがスイスの景勝地の崖上(高度58.8メートル)からの飛び込みに成功し、ギネス世界記録を更新した。オーストリアの飲料メーカーであるレッドブルは、09年からクリフダイビングの世界大会として「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」を開催しており、この大会では男子26.5~28メートル、女子20~23メートルという超高度の飛び込み台からジャンプし、踏切、空中での姿勢・演技、入水の3項目の合計点に技の難易度をかけて算出した得点で順位を争う。世界各地を転戦し、年間ワールドチャンピオンを決める。同シリーズにおける落下時の最高速度は時速約85キロメートルで、着水までの時間は3秒。着水時には、オリンピック種目の高飛び込み(最高10メートル)の約9~10倍に相当する衝撃がかかる。16年10月15~16日には、和歌山県白浜町の三段壁で同シリーズが日本初開催された。