複数の都道府県にまたがる観光地をテーマ性やストーリー性によってまとめ、外国人観光客を呼び込むことを目的に観光庁が認定する旅行ルート。同庁では、外国人観光客の平均滞在日数6~7日に見合った魅力的な観光動線を形成し、合わせて外国人旅行者の周遊を促して地域の活性化を図るべく「広域観光周遊ルート形成促進事業」を推進。2015年4月10日~5月21日まで、広域観光周遊ルート形成計画を公募していた。6月12日、地方公共団体や観光団体などからなる12地域の協議会から応募があった計画のうち、「アジアの宝 悠久の自然美への道 ひがし 北・海・道」(北海道)、「日本の奥の院・東北探訪ルート」(東北)、「昇龍道」(中部)、「美の伝説」(関西)、「せとうち・海の道」(瀬戸内)、「スピリチュアルな島~四国遍路~」(四国)、「温泉アイランド九州 広域観光周遊ルート」(九州)の7ルートが広域観光周遊ルートとして認定された。今後5年間、認定を受けた地域では、免税店の整備、多言語表記、無料公衆無線LAN環境の整備など受け入れ態勢の整備を進め、海外に向けた魅力の発信を行っていく。事業費用の半分までは、国が負担する。