財団法人日本漢字能力検定協会が公募して、最も多く寄せられたその年の世相を表す一文字の漢字。1995年から実施し、毎年12月12日の「漢字の日」に合わせて1年を振り返り、京都の清水寺の貫主が揮毫(きごう)して発表する。2013年は、総数17万290通の応募があり、「輪」が9518通(5.59%)を集めて最多となった。応募者が選んだ理由としては、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定に至るまでの招致運動や、富士山の世界文化遺産登録、サッカーFIFAワールドカップ2014への日本代表出場決定、国内の自然災害の助け合いだけではなく、台風30号で甚大な被害を受けたフィリピンへの過去最大規模の自衛隊の災害派遣など、多くの人が団結した「輪」が大きな力となったことが挙げられた。2位は「楽」(東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ初優勝など)、3位は「倍」(大ヒットドラマ「半沢直樹」のセリフ「倍返しだ!」など)で、以下10位までは、「東」「風」「決」「今」「偽」「富」「喜」が続いた。